2018.07.17

三つの堕落

トルストイは芸術の三つの堕落として、内容が深い宗教性を失い貧弱になったこと、恐ろしく気取った排他的でわけのわからないものになったこと、率直さを失い技巧的になり模倣に堕したこと、と語っています(『藝術とはなにか』)。どれも大変示唆的ですが、三つ目の堕落について、報酬目当てに作られ、藝術家がある強い感情を自ら経験することを機に作られるものではなく、模倣によって生産する職人と化すとしています。「売れると云ふ事は考へなければいけない」という、櫻井陽司さんの言葉を重ね合わせることができるでしょう(櫻井陽司会通信第5号より)。
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Posted at 02:32 | 詩文 |
2018.05.28

さゞれ石―佐々木誠の木彫展

平成30年6月3日(日)~16日(土)
正午~午後6時 [火・水曜休廊] 最終日は5時まで

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2018.04.22

綾部好男展[祭り魂―浄らかなるくらやみ ]、5/10まで

展覧会初日、二日目と、既に多くの皆様にご来廊いただいています。誠にありがとうございます。
東京府中・くらやみ祭り(大國魂神社例大祭)は、4月30日から5月6日迄の間、 様々な行事が執り行われます。
ふるさと府中歴史館では、4/14(土)~5/6(日)まで、「くらやみ祭の歴史と民俗」展が開催され、ギャルリさわらびにて現在展覧会開催中の画家、綾部好男さんの描いた作品が展示されます。また、5月4日(金・祝)の午後2時からは、「くらやみ祭を支える人々」と題し、綾部氏と府中市郷土の森博物館館長小野一之氏によるギャラリートークが行われます。
ギャルリさわらびでの綾部好男展[祭り魂―浄らかなるくらやみ ]は、5月10日まで(日・月・5/2休)。
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2018.04.15

綾部好男展[祭り魂―浄らかなるくらやみ ]

綾部展画像面

綾部好男展[祭り魂―浄らかなるくらやみ ]
YOSHIO AYABE EXHIBITION
平成30(1980)年4月20日(金)~5月10日(木)
正午~午後6時 [休廊/日・月曜・5月2日] 入場無料

浄闇という言葉がある。祭りの夜、浄らかなる暗闇に、神と人とが出合う。神人冥合たるその場が在って、人々の日々の営みがある。山川草木万物に神宿ると信じてきた日本人の、悠か昔からのならいだ。
遊という字には神遊びの原義があると云う。祭り道楽絵師を自称する綾部さんは、現代合理主義の時代にあって、真の遊びを体現する。
武蔵府中くらやみ祭りや、常陸国府石岡の祭りなど、日出る東国の国府祭の聖(日知り)の子―それは死者でもあり生きとし生けるものでもある―と、絵師はきょうも何処かでまみえ、〝夜明け前〟 の暗闇に踊る。(画廊主)

≪略歴≫
1941(昭和16)東京・府中生まれ。1965(昭和40)東京藝術大学油画科卒業(牛島憲之教室)。1966(昭和41)年~現在、グループプシケ展(資生堂ギャラリー、シロタ画廊・銀座)。他個展、グループ展多数。1972(昭和47)この頃より本格的にライフワークとして「くらやみ祭」を描きはじめる。1986(昭和61)~1987(昭和62)ヨーロッパ研修。1988(昭和63)『暗闇祭り木版画集』刊行。1989(平成元)日本中国交流美術展大賞受賞(世田谷美術館)。1998(平成10)『くらやみ祭』(文:猿渡盛文、絵:綾部好男)光村教育図書。2005(平成17)新潟市大淵・曹洞宗東陽寺襖絵制作。2008(平成20)『府中千年』展、ゆかいな木版画『版画の府中』展(府中市美術館)。2013(平成25)~2017(平成29)『くらやみ祭』展(ふるさと府中歴史館)。2017(平成29)個展(ギャラリームサシ・銀座)。

[作品収蔵]
大國魂神社、国立・多摩文化資料室、JRA東京競馬場、府中市、品川区・荏原神社、曹洞宗高安寺、マサチューセッツ州ハーバード大学ライシャワー日本研究所 他
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2018.03.26

戸田均展 [地振り、風形、雷水解](ぢぶり、かざがた、らいすいかい)

戸田均展フライヤー

HITOSHI TODA EXHIBITION
2018(平成30)年3月28日(水)~4月7日(土)
正午~午後6時 日・月曜休廊 最終日は午後5時まで

思うとおりにはならず、前後無く連れていかれ、或いは放り出されていく感じ。完成でもなく、前にも後ろにもいかなくなって、自分はもう入っていけなくなる瞬間がある、と、画家が話してくれたことがある。描くのではなく描かされる、無私ゆえの私を想う。完成という虚構を去りて、画家は未完ゆえの完を連ねゆく。何処へ「連れていかれ」ようとも、光と闇、水や土や風流れ在るところの“種”に帰り、其処から今この時を結び貫き、自ずからの実在―時間と非時間があざなえる縄のごとくに紡がれしもの―あらわる。「放り出され」、途方に暮れても、その先には歌があり、険しくも繊細な絵肌の奥には、屹立した深秘が宿るようだ。「危機に立つ肉体」とは暗黒舞踏土方巽の言葉だが、詩人吉岡實は土方の秘儀によせて「青い柱」と言った。舞踏との精神的対話浅からぬ画家の背骨は、混沌の中にまっすぐ立ち、そして青みを帯びている。(廊主)

略歴 1951愛媛県松山生まれ。1975創形美術学校造形科卒業。1976舞踏作品[正面の衣裳](土方巽 作・演出・振付)衣裳絵制作。1978個展(銀座・サトウ画廊)。1979第六感展(神奈川県民ホールギャラリー)。1990マブ・ワークショップ設立、`05まで各地に壁画制作(長崎ハウステンボス、今治国際ホテル、青山サバティーニ 他)。2008新鋭作家五人展(大丸東京店アートギャラリー)。小品展(西荻窪トライフル)。2009個展(神田・ギャラリー広岡美術)、`17まで6回開催。2015,2017個展(銀座・清澄画廊)。
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2018.03.03

水間玲展 「猫・ノスタルジア」

2018(平成30)年5月15日(火)~5月27日(日) 正午~午後6時 月曜休廊

s-格子窓の猫

2018.02.03

東千賀展―動体の静止態・静止体の動態Ⅱ、22日まで

東千賀大判はがき-page2

2018.01.22

櫻井陽司展

この度の櫻井陽司展は、ギャルリさわらび15年間の結晶のような展覧会と、仰っていただいたお客様が多数いらっしゃいました。ここ数年間で集めることが出来ました、櫻井さんの代表作と云える油彩作品も複数展示することが出来、デッサンのファイル展示も含め50点ほどの展示となりました。弊廊としましても、本展は大きな節目となりました。おかげさま、としか申し上げようがございません。ほんとうにこれまで、皆様ありがとうございました。
2018.01.21

東千賀展―動体の静止態・静止体の動態Ⅱ

HIGASHI CHIKA EXHIBITION
2018(平成30)年2月3日(土)~22日(木)
正午~午後6時 日~火曜休廊 入場無料

「線の構成はいつも静であって動、動であって静でなくてはならぬ/変化と統一とが、あざなえる縄の如く運行するものであるとも云へる/音楽にしろ絵画にも建築にも、原理は共通だ」(村上華岳)。「九十以上生きて、線一本引いて死のう/あると思えばあり無いと思えば無い線を、一生おいかけていなければ/デッサンこそ最後までの目的である、全てがデッサンにかかっている」(櫻井陽司)。華岳や櫻井に深い感化を受けた東さんの仕事は、線の求道者の其れである。一見、消えて無くなりそうな線が、しなやかさを纏っている。「探しながら最後は消えていくような、そして消えた後で形があらわれてくるような、そういうミケランジェロのデッサンも好きです」(東千賀)。消失ゆえにあらわれる。在るとか無いとかいう二元的な捉われ方を超えて、線がそのままにある。有限の枠に囲まれた絵画は、其のような線によって、無限へと向かう。死して亡びざるものを、引き寄せる。(廊主)
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2018.01.08

櫻井陽司展 YOSHI SAKURAI EXHIBITION

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平成30(2018)年1月11日(木)~1月20日(土) 正午~午後6時 日・月曜休廊 入場無料
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