2018.02.03

東千賀展―動体の静止態・静止体の動態Ⅱ、22日まで

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2018.01.22

櫻井陽司展

この度の櫻井陽司展は、ギャルリさわらび15年間の結晶のような展覧会と、仰っていただいたお客様が多数いらっしゃいました。ここ数年間で集めることが出来ました、櫻井さんの代表作と云える油彩作品も複数展示することが出来、デッサンのファイル展示も含め50点ほどの展示となりました。弊廊としましても、本展は大きな節目となりました。おかげさま、としか申し上げようがございません。ほんとうにこれまで、皆様ありがとうございました。
2018.01.21

東千賀展―動体の静止態・静止体の動態Ⅱ

HIGASHI CHIKA EXHIBITION
2018(平成30)年2月3日(土)~22日(木)
正午~午後6時 日~火曜休廊 入場無料

「線の構成はいつも静であって動、動であって静でなくてはならぬ/変化と統一とが、あざなえる縄の如く運行するものであるとも云へる/音楽にしろ絵画にも建築にも、原理は共通だ」(村上華岳)。「九十以上生きて、線一本引いて死のう/あると思えばあり無いと思えば無い線を、一生おいかけていなければ/デッサンこそ最後までの目的である、全てがデッサンにかかっている」(櫻井陽司)。華岳や櫻井に深い感化を受けた東さんの仕事は、線の求道者の其れである。一見、消えて無くなりそうな線が、しなやかさを纏っている。「探しながら最後は消えていくような、そして消えた後で形があらわれてくるような、そういうミケランジェロのデッサンも好きです」(東千賀)。消失ゆえにあらわれる。在るとか無いとかいう二元的な捉われ方を超えて、線がそのままにある。有限の枠に囲まれた絵画は、其のような線によって、無限へと向かう。死して亡びざるものを、引き寄せる。(廊主)
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2018.01.08

櫻井陽司展 YOSHI SAKURAI EXHIBITION

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平成30(2018)年1月11日(木)~1月20日(土) 正午~午後6時 日・月曜休廊 入場無料
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2018.01.01

ゴッホ展

「巡りゆく日本の夢」と題された展覧会。あまり美術館に出かけられなかった昨年でしたが、年の終わりにゴッホに出会えました。あらためて、ゴッホの自然、太陽への純粋な信仰を強く感じました。そして、日本への想いを。「彼らみずからが花のように自然の中に生きていく。こんなに素朴な日本人たちが我々に教えるものこそ、真の宗教とも言えるのではないか。もっと自然に帰らなければいけない」(ファン・ゴッホ)。展覧会図録を見ながら思いましたが、気を付けなければいけないことは、ゴッホの日本への想いというものを矮小化してはいけないということです。思想家としてのゴッホを軽く見たり偏向的に見てしまえば、ゴッホの存在は一時代の花でしかなくなるでしょう。牧師の家に生まれ、伝道師を志したゴッホが、信じるもののために命を削って戦ったもの、それは自己に他ならず、ゆえにその作品は普遍に通ずる真の個性を持っています。「明けの明星がかがやき、それがとても大きく見えた。この光景には、全てが溶け合った大いなる平和と荘厳がある」(ゴッホ:精神科病棟の鉄格子越しに)。

Posted at 12:21 | 日記 |
2017.12.06

神谷ふじ子展評

「美術の窓」(生活の友社)12月号の展覧会評に掲載されました。
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2017.12.04

雪の日

「二〇才頃であつた 雪の日の府美術館で佐伯祐三と富岡鉄斎の遺作展が開かれていた 雪のため誰も人はいなかつた 一日ゆつくりと見る事が出きた この事によつて自分の生涯は変化したのである」(櫻井陽司)。
[櫻井陽司会通信第四号より(今月発送)]
Posted at 22:35 | 詩文 |
2017.11.10

本日の展示風景

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佐々木誠/湯津爪櫛、発心門

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櫻井陽司/少年


2017.10.17

10月30日より神谷ふじ子展

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2017年10月30日(月)~11月5日(日)
11:00~18:00 最終日は17:00まで

「進歩」というものが我々から「死」を遠ざけ、同時に「生」の灯に影を落としていないだろうか。むしろ、すぐ隣にある「死」と親しかった我々の「生」はかがやき、そこから生まれた美がかがやいていた。神谷ふじ子の彫刻におけるうつろいゆく時、或いは「死」たる銅板の腐蝕、緑青の重なりは、七宝焼という「生」の片影と一体となり、あらわれたフォルムの魂鎮めをしている。魂を振い起こす「たまふり」のために捧げられつつ。ミケランジェロ最晩年の作「ロンダニーニのピエタ」に神谷は深い啓示を受け、その未完の永遠性を日本人としての自然観と共振させることで、非時間への端緒を開こうとする。生きるゆえの「死」への想い、よみがえり・・。彫刻家は「いのち」に殉じようとしている。

神谷ふじ子 略歴
長野県生まれ
女子美術短期大学造形科図案教室卒業
1984 北海道七宝作家協会展 最優秀賞受賞
1996 公費留学イタリア・フィレンツェ(彫刻・彫金研鑽)
1999 二紀展奨励賞受賞 '08同人賞 '10退会
2007 日仏現代美術展 最優秀作家賞受賞
2011 日本芸術センター第3回彫刻コンクール審査員賞受賞
    東京芸術センター日本現代美術館に作品収蔵
2013 パリ・ギャラリーサテライト シナジー展
2015 友情の絆展 世田谷美術館
2016 現代日本彫刻作家展 東京都美術館
現在 日本美術家連盟会員
   金属造形工房 FUJI主宰
   女子美術大学アートセミナー講師

2017.09.26

神谷ふじ子展

2017年10月30日(月)~11月5日(日)
11:00~18:00 最終日は17:00まで

「進歩」というものが我々から「死」を遠ざけ、同時に「生」の灯に影を落としていないだろうか。むしろ、すぐ隣にある「死」と親しかった我々の「生」はかがやき、そこから生まれた美がかがやいていた。神谷ふじ子の彫刻におけるうつろいゆく時、或いは「死」たる銅板の腐蝕、緑青の重なりは、七宝焼という「生」の片影と一体となり、あらわれたフォルムの魂鎮めをしている。魂を振い起こす「たまふり」のために捧げられつつ。ミケランジェロ最晩年の作「ロンダニーニのピエタ」に神谷は深い啓示を受け、その未完の永遠性を日本人としての自然観と共振させることで、非時間への端緒を開こうとする。生きるゆえの「死」への想い、よみがえり・・。彫刻家は「いのち」に殉じようとしている。