2016.09.27

~10/8 「―角力国家ノ元気ヲ養フ― 木村浩之展 日本画と力士像」

「―角力国家ノ元気ヲ養フ― 木村浩之展 日本画と力士像」は、明日から後半戦(取り組み)に入っていきます。

今場所かど番大関で初優勝の豪栄道関が入門した境川部屋では、親方は弟子たちに、特攻隊員が出撃前に家族にあてた手紙の朗読を聞かせ、また、部屋の旅行でサイパン島を訪れた際には、落書きで汚された慰霊碑を皆で磨いたりしてきたそうです。

「部屋が、武士道精神を伝えようとしている」と言う舞の海さんも境川部屋で、場所での魅力的な解説は、神事や国技としての相撲の背骨の部分を大切にされているお気持ちが伝わってきます。

豪栄道関は大関昇進の口上で、「大和魂」と表現しました。本展で展示している日本画家木村浩之さんの言葉には、「大和心」とあります。古来、連綿と受け継がれてきたもの。長い歴史の受け継ぎに類の無い日本にあっては尚更、現代という時代にこそそのこころと共にありたいとかんがえています。根の無い花は無いのですから。

「―角力国家ノ元気ヲ養フ― 木村浩之展 日本画と力士像」。10月8日(土)まで。
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2016.09.12

”角力国家ノ元気ヲ養フ” 日本画と力士像 木村浩之展

木村浩之展

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展覧会日程
 場所:ギャルリ さわらび 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目9番8号 奥野ビル2階
 会期:平成28年9月15日(木)~10月8日(土)
    日・月曜休廊 正午~午後6時(最終日は5時まで)
 ウェブサイト:http://www.gsawarabi.com
 入場無料 お気軽にご覧ください


はっけよい のこった

稲穂が実る仲秋、土俵の周りに熱気があふれる
立会で頭と頭で思いっ切り当たると、その衝撃で眼前が白くなり、朦朧 としながらもがむしゃらに相撲をとる
全身を燃やすように動いた時、魂が振れ、日本人であることを強烈に自覚する

古事記にある建御雷神と建御名方神の相撲は、大和国の始まりの話である
私は神代から現代まで繋がる大和心を相撲に見ている
そして私達の国土に宿る神々の記憶をつぶさに表したい
そのような思いから私は相撲を描いている

万物は天地(あめつち)からの恩恵のもとにある
(木村浩之)


「相撲の所作には、自然への感謝や、国の繁栄を願う思いが込められている。日本の文化が凝縮されている」。そう語る画家が描く動機は、単なる私的趣味ではない。日本人としての源流を神事たる相撲に見ることで、自らが今ここに在る理由、その意味、それへの感謝、そして感激の中から自らの役割に気付き、遂行しているのである。根を知ることで今を生き、普遍の美をもとめ続けている。角界では昨年今年と、北の湖、千代の富士という大横綱が、早過ぎる帰幽をされた。この展覧会が、“たましずめ”、そして生者の魂を奮い立たせるという意の“たまふり”ともなりますように。「角力養國家之元氣」(「角力国家ノ元気ヲ養フ」)とは、角聖常陸山の言葉である。常陸山の公の精神は、国技としての相撲を確かなものとした。常陸国の鹿島神宮に祀られる建御雷神(タケミカヅチノカミ)は、相撲の起源の神でもあるが、画家が本年この地を訪れ、インスピレーションを受け制作された作品も本展では展示される。画家の公の精神、その「元氣」に触れていただければと思います。ご高覧くださいますよう、ご案内申し上げます。(画廊主)
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2016.09.02

人間のなかで自らの姿を顕わさんと

メソポタミアから日本に至る印章の歴史、その美しさは、とても興味深い。富岡鉄斎の研究をしながら、彼の篆刻が諸作品に与える影響は小さくないと、個人的にかんがえています。シュメール人が印章の起源に関わるようですが、彼らの宗教思想を引いておきます。

全てのもののなかに神が潜む
神は鉱物のなかで眠り、
植物のなかで夢をみ、
動物のなかで目覚め、
人間のなかで自らの姿を顕わさんとしている。
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Posted at 10:48 | 詩文 |
2016.08.19

たまふり 弐―佐々木誠 木彫とドローイング展

皇紀2676(平成28)年8月29日(月)~9月10日(土)
日曜休廊 正午~午後6時(最終日は5時まで)

一昨年八月の「たまふり」展から二年。あなたの魂は、振るっていますか。たましずめ(魂鎮め)とたまふり(魂振り)、二つながらにして神道では「鎮魂」を意味し、たまふりは衰微した生者の魂を蘇らせます。日本の神話や歴史精神を制作の源泉としてきた彫刻家の彫る木霊達が、現代という時代を生きる私共の魂に迫ります。根源に発し時代を貫く精神との共振が、次代を結び、産霊(ムスビ)の力、芸術の生命、今を生きる力を鼓舞するでしょう。(廊主)
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2016.08.05

展覧会

「たまふり 弐」 平成28年8月29日~9月10日
「角力国家ノ元気ヲ養フ」 平成28年9月15日~10月8日
詳細は追ってお知らせいたします。
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2016.07.23

常設展

・常設展
[木彫] 佐々木誠
[写真] 藤森武
[絵画] 櫻井陽司、東千賀 

毎週水曜日~土曜日開廊
時間 正午~午後6時(土曜日は5時まで)

ギャルリ さわらび / galerie sawarabi  〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル2階
TEL 050-3635-3001 FAX 03-5159-0041 (メールは画面右「ギャルリさわらびへのメール」をご参照ください)
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2016.06.24

離脱か残留か

イギリスのEU離脱か残留かの国民投票。開票が進んでいますが、日本時間今朝の段階では残留派が数ポイントリードしていたものの、昼前には離脱派が僅差でリードとのことで、予断を許さない状況です。このたたかいは、理性派と感情派のたたかいともいえますが、理性に偏するのも感情に偏するのも道をあやまることになるのでしょう。法の支配という言葉がありますが、このようなときの判断には、このことをかんがえることがとても大切なことのように思います。法律ではなく、法。都知事が法律違反ではないと言って辞任を固辞しながら、最後は辞任に追い込まれたことも、理性に偏したことで、法に裁かれたという側面があるのではないでしょうか。芸術の世界に法など関係ないという方もいらっしゃるかも知れませんが、法とはその国の文化でもあり、歴史でもあり・・。離脱か残留か。幕末には鎖国か開国かということがありました。戦後教育では、鎖国や攘夷は偏狭、開国は開明といった風潮がありますが、そのような単純な問題ではありません。今回の国民投票は、現代という時代の転換点ともなり得るのかも知れません。私共の足下にも密接な関わりがあるでしょう。
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Posted at 12:30 | 日記 |
2016.06.10

蕃山の集義和書

弊廊創業12年を過ぎて、今年は大きな転換の年となりそうです。後日、そのお話などさせていただきますが、この言葉のような「静」の中の情熱をもって、進んでまいりたいとおもいます。

君子は仁者の心、動なきこと大山のごとし。無欲なるが故によく静なり。小人の心、利害に落入て暗昧なり。
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Posted at 12:55 | 詩文 |
2016.05.19

画家が描いている時の心の状態

自分は今迄気がつかなかった自分の絵の見方を自覚した。それは技法・モチーフ・テーマー等には関係なく、画家がかいている時の心の状態に自分はいつも引かれたり反ぱつしたりしているのである事に気が付いた事だ。従って自分をよろこばせる絵は、これらの事に関係なくもっとまっ先に目に飛込んで来る心なのだと云ふ事を感じた。(櫻井陽司会通信第一号「櫻井陽司の言葉」より)
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Posted at 13:22 | 詩文 |
2016.05.19

5時間待ち

東京都美術館での若冲展は、平日の今日午前10時頃の時点で5時間待ち。連日体調不良を訴える方々がいるとのことです。一方で同じ都美館での団体展は閑散としていました。また、都美館と同じ上野公園にある国立西洋美術館でも、世界遺産登録見通しとなった昨日、長蛇の列が出来たとのことです。芸術と大衆、趣味と使命、権威と宣伝・・。きょうも暑くなりそうです。
築85年になる銀座の奥野ビルに戻ると、壁面のスクラッチタイルの陰影が、こころなしか深く感じられました。
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Posted at 13:21 | 日記 |