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2018.07.17

三つの堕落

トルストイは芸術の三つの堕落として、内容が深い宗教性を失い貧弱になったこと、恐ろしく気取った排他的でわけのわからないものになったこと、率直さを失い技巧的になり模倣に堕したこと、と語っています(『藝術とはなにか』)。どれも大変示唆的ですが、三つ目の堕落について、報酬目当てに作られ、藝術家がある強い感情を自ら経験することを機に作られるものではなく、模倣によって生産する職人と化すとしています。「売れると云ふ事は考へなければいけない」という、櫻井陽司さんの言葉を重ね合わせることができるでしょう(櫻井陽司会通信第5号より)。
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Posted at 02:32 | 詩文 |