2014.07.10

背守り(せまもり)

魂が抜けてしまったり、魔が入り込まないようにするため、日本では古来、着物の背中の部分に背守り・背縫いという針の造形を施しました。糸による抽象柄やかごめ紋など様々なかたちがあります。魂が不安定な子供の着物などに背守りが施されたようですが、子を想う母の気持ちが伝わってきます。京橋のLIXILギャラリーさんで、今この背守り展が開催中です。
古来日本では、魂鎮めと魂振りの二つながらにして鎮魂を意味し、それは生者の魂を鎮め蘇らせると云われますが、背守りの思想にも通底するものを感じます。仏教が日本に渡来する以前から在る、日本人の魂というもののかんがえかた・・、とても興味深く背守り展を拝見しました。
実は、ギャルリさわらびでの8月6日からの企画展にも通じるものがあります。詳細はのちほど、お知らせいたします。
背守り・・、うしろの正面だあれ、と何か関係があるのかも、と思ったり・・。