2009.03.01

万巻の書を読み、・・

董玄宰曰く、「万巻の書を読まず、万里の路を行かずして、画祖と作らんと欲するも、其れ得可けんや」と。噫、近世絶して斯の人無し。筆墨の前古に及ばざるは、固より異とするに足らざるなり。

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南画の根本は学問にあるのぢや、そして人格を研かなけりや画いた絵は三文の価値もない、俺の弟子取りをせぬ理由もコヽぢや哩、新しい画家に言ふて聞かしたい言葉は、「万巻の書を読み、万里の道を徂き、以て画祖をなす」と唯これだけぢや。(富岡鉄斎「山水画談」より)