2016.02.04

100年展の余韻

櫻井陽司さんの生誕100年展。その余韻がさまざまなかたちで、弊廊に届いています。
「櫻井さんの画との出会いは、私にとっては60数年ぶりの邂逅です。懐かしさもあって、一点一点胸に迫り、感動につい涙してしまいました。櫻井さんについてはいつも気にかけていながら、情報が無く半ば諦めかけていただけに、この企画展は私にとってまたとない朗報でした。」
非定型短歌の歌誌同人でいらしたとのことで、櫻井さんも熱心に愛読されたようです。その中で同人の方が櫻井さんの絵をうたった歌です。
「ひとつのつぼみに せをむけた いちりんの アマリリスが 血の花を ひらいている 葉のない茎は ひとすじながく フラスコをすかして」
「新鮮(あたら)しいもの 力づよいもの たしかなもの それは きみの 苦悩を ふまえずには 生れない わたしは そう 信ずる」
「櫻井さんしかかけないと 先生はいわれる ほんとうだ こんなにもするどいひらめきをもったゑを 見たことがない」
「みぢかに せっした あなたのゑ ほんもののゑ そのひとつ ひとつに いすくめられて いきをころす」
何点かの作品の御写真等と共に、長文の御手紙をいただきました。余韻は新たな予感を齎し、否が応にも運ばれる舟の如し。有難うございました。
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