2016.09.12

”角力国家ノ元気ヲ養フ” 日本画と力士像 木村浩之展

木村浩之展

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展覧会日程
 場所:ギャルリ さわらび 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目9番8号 奥野ビル2階
 会期:平成28年9月15日(木)~10月8日(土)
    日・月曜休廊 正午~午後6時(最終日は5時まで)
 ウェブサイト:http://www.gsawarabi.com
 入場無料 お気軽にご覧ください


はっけよい のこった

稲穂が実る仲秋、土俵の周りに熱気があふれる
立会で頭と頭で思いっ切り当たると、その衝撃で眼前が白くなり、朦朧 としながらもがむしゃらに相撲をとる
全身を燃やすように動いた時、魂が振れ、日本人であることを強烈に自覚する

古事記にある建御雷神と建御名方神の相撲は、大和国の始まりの話である
私は神代から現代まで繋がる大和心を相撲に見ている
そして私達の国土に宿る神々の記憶をつぶさに表したい
そのような思いから私は相撲を描いている

万物は天地(あめつち)からの恩恵のもとにある
(木村浩之)


「相撲の所作には、自然への感謝や、国の繁栄を願う思いが込められている。日本の文化が凝縮されている」。そう語る画家が描く動機は、単なる私的趣味ではない。日本人としての源流を神事たる相撲に見ることで、自らが今ここに在る理由、その意味、それへの感謝、そして感激の中から自らの役割に気付き、遂行しているのである。根を知ることで今を生き、普遍の美をもとめ続けている。角界では昨年今年と、北の湖、千代の富士という大横綱が、早過ぎる帰幽をされた。この展覧会が、“たましずめ”、そして生者の魂を奮い立たせるという意の“たまふり”ともなりますように。「角力養國家之元氣」(「角力国家ノ元気ヲ養フ」)とは、角聖常陸山の言葉である。常陸山の公の精神は、国技としての相撲を確かなものとした。常陸国の鹿島神宮に祀られる建御雷神(タケミカヅチノカミ)は、相撲の起源の神でもあるが、画家が本年この地を訪れ、インスピレーションを受け制作された作品も本展では展示される。画家の公の精神、その「元氣」に触れていただければと思います。ご高覧くださいますよう、ご案内申し上げます。(画廊主)
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