2011.06.04

櫻井陽司遺作展

日本には、日本の藝術がある。
藝術は、国境を越えた感動を呼ぶが、
その礎は、足下の土を踏みしめることにある。
時に長谷川利行と比較される櫻井陽司(SAKURAI Yōshi)だが、
利行が滅びの美であるならば、
櫻井は結びの美であろうとかんがえている。
連綿と受け継がれてきた生命の結び。
その八十五年の生涯は、困窮の中にあって何者にもおもねず、最期まで絵筆と共に在り続けた。
その作品は、身近な題材を描きながらも俗を超越し、日本の高貴なる藝術に連なる光を放っている。

「セザンヌは個性的であろうなどとは少しもしなかった。彼は主観を捨てて自然を忠実に模写しようとしたのだ。しかし結果においてセザンヌの絵ほど個性的なものはほかにない。」
アルベルト・ジャコメッティのこの言葉を、櫻井は「すばらしい言葉だ」と語っている。
無私の中にある真の「個」。それは日本文化に深く息づいている伝統でもある。

平成二十三年、櫻井陽司遺作展。ご高覧ください。

ギャルリ さわらび



櫻井陽司遺作展

2011.6.16thu-6.19sun
     6.23thu-6.26sun
11:30-18:30

ギャルリ さわらび / GALERIE SAWARABI

〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル2階
tel.03-5159-0041
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