2009.02.16

動中に静有り、静中に動有り

凡そ天地の間に有る所を観るに、日月列星、雷霆霹靂、山水崖谷、風雲霜露より、以て鳥獣・草木・虫魚の類に至るまで、動中に静有り、静中に動有り、時に止まれば則ち止まり、時に行けば則ち行き、千変万化、陳往き新来り、其の道は光明なり。是を以て名将の兵を治むる、良医の病を療する、才子の詩文に於けるも、亦た皆な同じく此の塗に由る。務めて古人の心を求め、以て謬注の陋を去り、静には則ち其の恒を養い、動には則ち其の変を制すれば、自ら無窮の妙有り。

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いにしへの 葉陰葉隠れ 藪椿